前回の内容はこちら
⇒地球編第九話 エヌスク発狂 結界の起動を止める
前回ターボが結界のプロジェクターを
破壊したことによってあと1分というところで、
30km範囲にいる人間の蛇化が阻止できた。
しかし、彼にとってはそこからの方が
大変になってしまうのはすぐ予測がついた。
足蹄猿(ヴェルフェゴイド)のベインが切れた。
それもただならなぬ怒りだ、
部下のテバクル、カテドラとともにやってきた
地球人を、蛇化するプロジェクト
が水の泡となってしまったからだ。
装甲車のCar身の蛇の“ストライカー”ですらその
怒りのオーラに圧倒されて逃げ出してしまった。
既に、下に降りていた
エヌン達のうちエヌンは屋上の様子が見え、
怖い物好きの彼女ですらベインの
そのオーラで絶句してしまった。
ターボ=レンジは絶対絶命だ、が
彼は逃げることは出来ない…
結界、破壊後廃墟ビルの屋上にて…
(Car身の蛇 スポーツカーの能力車種)
ターボ=レンジ(エヌスク)…♂
ターボもはやり恐怖感を感じている
5日前の彼に比べたら遥かに冷静
で落ち着いていたがベインの
オーラに圧倒されていたのは確かだ。
(足蹄猿(ヴェルフェゴイド) レベル18)
ベイン…♂
大した奴ではないんだろう。
さぁー。エヌスク！！一発でお前を倒す。
ターボ=レンジ…♂
ベイン…♂
それを聞いてターボは2〜3秒考えすぐに奴を倒せると感じた。
悪名高い父シアルジードから以前教わった、自爆テロに
用いる技を使えば倒せる。彼はそう考えた
ターボ=レンジ…♂
ならあっごめん逆だ。2000Psないなら
僕がベインを殺すようだぁ
おりゃぁぁぁー！！
ここにテキストを入力ターボは馬鹿なのか、
いいや違う正気ではない、自爆するきだ。
彼の争攻力は前回倒したテバクルに
近い747PSしかし…ターボは笑いながら全力で
ベインに攻撃しはじめた、…。
ターボすまない頑張ってくれ。
どうやらサースペンド星から
ターボ=レンジを心配して
あの自然保護区にまた蛇がやってきた
彼女は、ターボ=レンジの育ての親
なのだが、サースペンド星ラチーク王国
ギャングのクイーン...おっと喋りすぎた。
久々に自然保護区にて….
(一般の蛇)
サンダ=ライキ…♂
レガイ パイセン。
(一般の蛇)
レガイ…♂
ターボは5日前サースペンド星から
地球に来たときここに初めにここにやってきた。
足蹄猿(ヴェルフェゴイド)が出たため
ライキの蛇穴(ハウス)が崩壊状態になった
しっかしここは全くと言っていいほど
人間(ホモ・サピエンス)がいない。
阻止はできたが人間が蛇になって
しまってもここでは、何も変わらないのだろう。
(リザライド トカゲ版のCar身の蛇)
ヘネシー…♀
サンダ=ライキ…♂
エブリンは、血縁関係こそないが
ターボの妹だしな。
ヘネシー…♀
レガイ…♂
サースペンド星の軍事用機
ダッグデストロンなんじゃないか！！やばいぞ大物が来たかも知れん。
サンダ=ライキ…♂
自然保護区の巣の修理屋”レガイ“は興奮していて、
ライキの蛇穴(ハウス)の修復作業そっちのけ
になってしまった。
ヘネシー…♀
修理機材放置っぱなしだよ！！
レガイ…♂
すぐ作業再開すっから待ってろ。
宇宙船のハッチが開き中から
アナコンダ(大蛇)が♀1匹出てきた、
彼女は困った顔をしている
まるで子を探しに来た親のようだ。
仕方ないので、ライキとヘネシーも
彼に同行した。
姫現る
(Car身の蛇 トレーラーの能力車種)
アクトロシー…♀
私はサースペンド星ラチーク王国の王子妃アクトロシー。
5日前に来た白蛇..いるかしら？
彼女はレガイに困った顔をしながら
尋ねた、レガイは彼女がサースペンド星の姫だと
知って、言葉が非常に出づらくなってしまった。
レガイ…♂
アクトロシー…♀
あなたターボ=レンジというオレンジ色の筋が2本入った白蛇。ご存知？
5日前にここに来たはずなのだけど帰って来ないの。
レガイ…♂
お出かけなさったようです。
レガイはひとまずあの危険極まりない白蛇に対して敬語を使った。
サースペンド星にいる姫が直々に探しに来るくらいな奴だ
雑談でライキ達とここ5日間話していた、ターボを相当な権力者なのだと感じたのだろう。
アクトロシー…♀
どこに出かけたのか分かります？
レガイ…♂
レガイはアクトロシーに
ビビりまくっていた、しかし、
ここにいるレガイ ヘネシー
ライキのうちの1匹も。今
都会にいっている等知らないし、
人間を蛇化させてしまう結界の
プロジェクターを破壊した件も、
ここにいる蛇やトカゲが知るわけもない
サンダ=ライキ…♂
ライキは大声でよんだ。レガイが大蛇とやらしい
話をしているような気がした。
実際そんな話なんかしていないのだが、遠くから見てて
レガイは緊張からかクネクネ
しているのが、そう感じさせたのかも知れない。
ライキとヘネシーも彼女の方へと近づいた。
アクトロシー…♀
レガイ…♂
この自然保護区で生活しているぅ…
アクトロシー…♀
報酬は、500万ラットコインってとこでどうでしょう。
サンダ=ライキ…♂
アクトロシー…♀
ヘネシー…♀
700万ラットコインは人間(ホモ・サピエンス)の
価値に換算すると、
約140万ドル程度だ、
がいきなりそこまでの大金の話を持ちかけられて、レガイに続き
ライキとヘネシーも、驚愕してしまった。
(一般の蛇)
サンダ=ライキ…♂
エヌンにハイオク奢るとか言ってた
(一般の蛇)
レガイ…♂
ターボ様に失礼だ。
アクトロシーはここにいる3匹が妙
に敬意を払ってくることに疑問を感じていた。
サースペンド星には身分制度がないので、
格式高い儀式等を除いてほとんど敬語など使わないのだ。
(リザライド トカゲ版のCar身の蛇)
ヘネシー…♀
どどどーすんのライキ
(Car身の蛇 トレーラーの能力車種)
アクトロシー…♀
私あまり敬語使い慣れていないので、お互い”タメグチ“に
していただけません？？
若干脅しをかけるような雰囲気で、
アクトロシーはライキ達3匹に
タメグチで話すように指示した。
こう言われると、
通常余計タメグチなんて聞きにくいものだ。
ターボの育ての親であるが実は、彼女ターボからは「姉貴」と呼ばれ
各惑星の裏社会を精通する姫でもある。
ターボ=レンジ(エヌスク)を育てていく過程で
彼の父がテロリストということを知り、
そこから裏を知っていったのだろう。
彼女の表情は若干といえでもそれなりの怖さだった。
巣の修理屋レガイは彼女が乗ってきた
宇宙船”ダッグデストロンに興味があっただけだったようだ。
その場からCar身の蛇さながらのスピードで
逃げ出してしまった。
アクトロシー…♀
ライキ…♂
わりと偉そうな態度するけどビビリなんだ…
俺はライキ サンダ＝ライキだ。で彼女が…ヘネシーだ
ヘネシー…♀
アクトロシー…♀
あと、ヘネシーちゃんはライキくんの蛇穴(ハウス)前の土持ってきてくれる？
彼のDNAあれば場所が分かるから
ヘネシー…♀
アクトロシー…♀
ここにテキストを入力アクトロシーはライキに、5日前
ターボが来た時の様子の事情聴取？をしはじめた。
ヘネシーは数百メートルの場所にある、ライキの蛇穴(ハウス)前の土を採取しに行った。
レガイに関してはビビってしまって低姿勢をライキの蛇穴(ハウス)の修復作業を再開した。
To be continued.
