前回の内容はこちら
⇒地球編第十一話 ターボ=レンジの居場所を特定 エヌスク自爆テロ!
前回直接、ターボにあっているライキは
アクトロシー(姫)から事情聴取され、
ヘネシーはライキの蛇穴(ハウス)前から採取してきた土を
持って帰ってきた。
もう自然保護区もすっかり日没してしまっていた
アクトロシー(姫)は行方不明になっている
ターボ=レンジがとても不安なようだ。
彼女がサースペンド星から乗ってきた
宇宙船ダッグデストロンに乗り、ライキとヘネシーははしゃいでいた。
奥から大型装置を引っ張り出して来て、ヘネシーに採取してきた土を
注ぎ口から入れるように指示、
装置はすぐに、その土からターボのDNAを分析して
今彼が人間の多い都会にいると、割り出せたの
でそこへ向かう。
その頃ターボは廃墟ビルの屋上で、足蹄猿(ヴェルフェゴイド)の
ベインとの死闘を繰り広げていた、
彼の仲間はベインに怯えた等の理由で下に降りている。
ターボは以前テロリストである父から教わった、
自爆テロに用いる技で争攻力(戦闘力)を3倍に高め
ベインにトドメを刺し空中で炸裂。ベインは即死、
ターボは意識を失い
廃墟ビルの屋上に叩きつけられるように落ちた。
廃墟ビル屋上ヘ上がっていく4匹…
(Car身の蛇 軽自動車の能力車種)
エヌン…♀
ターボ空飛んじゃうんだもん。
下に降りていた蛇4匹(うち1匹アレスは今回の件の被害者)が
屋上に戻っていく他でもなく、戦いを終えたターボの様子を伺うためだ。
(バギースネーク Car身の蛇の前駆体)
エブリン…♀
(一応一般の蛇 元人間)
アレス…♂
エブリン…♀
アレス…♂
エブリンは笑いながらアレスにいった、彼女から完全に”痴漢さん“と
呼ばれてしまっているアレスはいい気がしないがやはり、自業自得だろう。
(Car身の蛇 装甲車の能力車種)
ストライカー…♂
さっき..逃げ出しちまった
エヌン…♀
下で見てた私でも恐怖を感じるくらいだったから。
何度も言っているがエヌンは怖いものが基本好きだ
エブリン…♀
こんな感じでだらだらと一段落して安心した様子で4匹は屋上へと登っていた、
しかし屋上でぶっ倒れているターボを発見し空気は変わった。
エヌン…♀
(Car身の蛇 装甲車の能力車種)
ストライカー…♂
息はあるが不味いな。ほっといたら出血で死んじまう。
(バギースネーク car身の蛇の前駆体)
エブリン…♀
(Car身の蛇の スポーツカーの基本能力 大破)
ターボ=レンジ…♂
アレス…♂
ターボ=レンジ…♂
血みどろのターボは声をかけられたおかげか
意識が戻った。アレスに面識がないような反応をした、
しかし実際数十分前に足蹄猿(ヴェルフェゴイド)のベインによって、
蛇に姿を変えられてしまった彼を目撃していたはずなのだが。
エヌン…♀
ストライカー…♂
(一応 一般の蛇)
アレス…♂
ストライカーは勝手に退却してしまった自分を攻めていたしかし、
今装甲車のcar身の蛇に反省してもらっても意味がない、
むしろ救急車アンビレンス が必要な状態だ。
あまり親しい関係になっていない
アレスだからこそこう考えることが出来たのだろう。
考えことはアレスは正しいがここから
どうやって血だらけになったターボをどう下そうおろそ
か途方にくれていた。
遠くから何かが飛んできた
遠くに見えた黄色い物体
(Car身の蛇 軽自動車の能力車種)
エヌン…♀
(Car身の蛇 装甲車の能力車種)
ストライカー…♂
昔軍事用の毒蛇として人間にかかっていた頃仲間が戦死したときに現れる。
神蟲(カミムシ:Server bug)とは
全ての生物の脳のサーバーのような役割を担っている生物で、自力ワープが出来る。しかし死んだ奴を迎えにくるようなものではないが、皆知識がないのでそう思い込んでしまった。
(一応 一般の蛇)
アレス…♂
(バギースネーク Car身の蛇の前駆体)
エブリン…♀
エブリンには事態が飲み込めなかった、さっきまで
殺気立って興奮状態だった兄(血縁関係はない)が、
こんなにあっさりと「生きているものがいけない星」
へと旅立ってしまうと考えてしまって、悪い夢のように感じていたのだ。
アレスが人間から蛇へと姿が変わってしまったときも
夢かと感じていたので、それとよく似ていた。
エブリン…♀
エブリン!起きるの!!
ターボ..いやエヌスク兄!!
起きて寝ちゃいやー!!
起きて!!
(Car身の蛇 スポーツカーの基本能力 大破)
ターボ=レンジ…♂
エヌン…ごめ…んハイ..オク30リッ…ト..ル来世…返す。
エヌン…♀
じっと、動かないで。!!
エブリンは尻尾を地面に何度も叩きつけて叫んだ、
夕焼けはすっかり見えなくなり景色は完全に夜になっている。
今落ち着いて話せているのは本来なら人間から蛇になってしまったことで、パニックになっていてもおかしくないアレスだけ。
残り3匹は、ターボの痛々しい姿をただ眺めているだけだった。
アレス…♂
アレスはさっきエヌン達が神蟲だと信じて疑わなかったが、
どう見ても虫に見えない、アヒルのような謎の物体が近づいて来ていた。
そうこれは神蟲ではない。
アクトロシー達が乗っている、ダッグデストロンだ。
ストライカーが”神蟲“だと言ったのが原因で皆誤解したのだろう。
アレス…♂
エヌン…♀
まだターボのお迎えは来てないみたい。どう見ても神蟲じゃないって…
ストライカー…♂
あれはダッグデストロンっていうサースペンド星の…
エブリン…♀
ストライカーが説明しようとしていたところに、
勢いよく割り込んできたエブリン、ターボはまだ
死なないそうに考えられたエブリンに
少し希望が戻たようだ。が、その夜空の中アヒルに
似た黄色い船体が迫ってくるのをアレスは、
どうも良い気配がしなかった。
アレス…♂
俺ら1回ここから離れようぜ、
基地まで俺をレッカーしてってくれよ。
エブリンが言っているアクトロシーって言うのに
俺らがターボを怪我させたって誤解されそうだ
ストライカー…♂
エヌン。ここは一旦エブリンに任せた方がいいだろう。
エヌン…♀
エブリンごめん
エブリン…♀
情けない気もするがその判断は正しかった。
ターボが行方不明になって焦って探しているアクトロシーには
エブリンからの説明でないと駄目だったのかも知れない
それに、この3匹も疲れている。特にエヌン。
そのまま3匹はエブリンの笑顔で返事した顔を見るなり
下へと降りていき、ついにはこの都会の
片隅廃墟になっているビルのそばから離れて行ってしまった。
すぐに宇宙船ダッグデストロンはこちらに近づいて来たが、
ここは廃墟のビルの屋上、
100メートル近いもある大きな
宇宙船を止めるだけのスペースはない。
空中に浮いたままハッチが開いて
中からアクトロシー(姫)とヘネシーそしてサンダ=ライキ出てきた。
アクトロシーとターボ=レンジの再開
(Car身の蛇 トレーラーの能力車種)
アクトロシー…♀
(一般の蛇)
サンダ=ライキ…♂
(リザライド トカゲ版のCar身の蛇)
ヘネシー…♀
えっ…でもターボってオレンジ色のラインがある白蛇でしょ…[/chat]
ライキが尻尾で指す向こうにターボが横たわっていた、
白蛇であるはずだが、血で赤くなってしまっていた。
アクトロシーは青くなった。
確かに彼はテロリストの息子、
今までヴェルフェゴイドを殺した際、
血を被っていることはあった。しかし訳が違う。
今彼は全く動いていない
アクトロシー…♀
痛々しいターボとアクトロシーの再開となった。
意識はもうろうとしていたが、大きな大蛇(アナコンダ)が
きたのは感じていて
誰だかすぐに理解できた。
(Car身の蛇 スポーツカーの基本能力大破)
ターボ=レンジ…♂
ベ…インとかいうやつから….
アクトロシー…♀
ターボ=レンジ…♂
エブリン…♀
ターボ兄ちゃんに地球にくるように誘ったのは私なの。
アクトロシー…♀
このエブリンと話していた
わずか数秒間の間にターボは停まってしまった。
サンダ=ライキ…♂
ヘネシー…♀
ターボは動かなくなってしまった。医学的に言うなら心肺停止。
アクトロシーは、何も言えず動けなくなった。
18年卵から拾って来て、養子にして育てたものが一瞬で崩れ去っていくのを、
ただただ感じていたのだろう。
生暖かい廃墟の屋上の風が抜けていく。
通常動きがなくなってしまったら5分もすれば完全に命が絶えてしまう、
のはご存知かと思う。しかし、出血が酷く蘇生は難しい。
ましてや、凄まじい絶望感…手はないがお手上げである。
ここで申し訳なさそうに遠くから神蟲(カミムシ)が飛んできた。
To be continued