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シアルジードが死んだ、ワルの世界では悪名高いテロリストと言われながらも本当の所は殺し屋の彼。最後は、マスターレバーによって殺害された。
ウィンガルーダ星の太陽恒星ニスクフェニーの朝日と共に
しかしそれまで何度も、死を回避することはできた少なくても前日には自分が死ぬかもしれないと分かっていたそして妻であるフィットネ、娘のヴェーゼにも相談してあまり長く話し合うこともなく
今いる住まい、ウィンガルーダ星シャラマー渓谷にあるアジトを捨てるなり離れるなりして宇宙船で逃亡しようと話になっていたのだが、
彼は聞く耳を持たず。何としてもマスターレバーを倒すの一点張りだった
フィットネとヴェーゼは逃亡の準備のため宇宙船に必要なものだけ詰め込みそして何度も彼を説得したのだろう
しかし動かなかった
夜明け前うっかり寝てしまっていたフィットネがアジト格納庫の中の船内で気がつき、そのまま船(宇宙船)を出そうとしたがシアルジードがいなかったため急いでアジトの母屋の方へ
彼は死を覚悟してしまってるシアルジードはただトグロを巻いてじっとしていた、
最後の最後までフィットネは彼を説得、怪盗であるフィットネは相手の状態をよく把握して盗みを行うし、それ以上に夫婦なので彼女には彼が衰弱状態なのは書いてあるようなものだっただろうが実質的な争攻力(パワー)では97万Psに対して375万と4倍弱の差があるため投げ飛ばされてしまい、
彼は出ていったそしてサースペンド星ラチーク王国裏切りの使用蛇 (ニン)エイセーブと共に足蹄猿(ヴェルフェゴイド)のマスターレバーが現れた
そんな敵であるマスターレバーからも部下になれば死を回避出来たが、これは彼が疲れていなかったとしても絶対しない選択だろう
最後の最後で止む終えず「自爆テロの技」を発動したが遅かった、これは少し発動に時間がかかる
そして死亡した
それから1時間後、サースペンド星ラチーク王国城で自分の部屋にいるターボ(エヌスク)は、実の家族の安否が不安でたまらず痙攣してしまっている程の状態
一睡もすることが出来なかった。
ずっと昨夜裏切った使用蛇 (ニン)エイセーブから連絡がないときから、家族特に父が死ぬかも知れないと感じていたからだ。
ターボ(エヌスク)の端末(ウェアラブル)が鳴った。連絡先を聞きそびれた母フィットネからだった
彼女はターボ(エヌスク)の連絡先をサースペンド星ラチーク王国城でターボの部屋と検索して、簡単に分かったようだ
しかし、嫌な雰囲気を感じる端末(ウェアラブル)の向こうで、母フィットネは泣いていた
父が死んでしまった。とのことだった、
正気を保てなくなった彼は自分の端末(ウェアラブル)に必殺技をかまして壊したあと泣きながら、宇宙船に独りで乗って、ウィンガルーダ星へ向かった
偶然かも知れないが、他の王族の蛇には止められることはなく離陸
無免状態でしかもワープ航行(ハイパードライブ)のスピードは思いっきり超過しながら泣きながら飛んで行った。