地球編第十八話戦場の女子トーク敵の迷い、人間に戻す儀式と戻れぬ者

少し話が脱線して来てしまっていた、確かにストレスがかかっている状況では、こんな雑談をしていたからの戦い闘争の場面で冷静にいられるのかも知れない

しかし長話してて、地球人全員蛇にされてしまっては元も子もない、爆発で精神疲弊して来ているが、まだ正気なロジャーが気を切り替えさせた。

その後すぐにダンデノン.レジテンス公園上空に到着、

上空から高度を降ろしてって足蹄猿(ｳﾞｪﾙﾌｪｺﾞｲﾄﾞ)を探した、ある程度高度が下がって来て目視では園内の林の中に何やら形こと地球人に似てるものの船内のレーダーによると足蹄猿(ヴェルフェゴイド)だったため

ロジャーは迷うことなくハッチを、開けてラダーを下ろした

船内待機って言われつつも彼意外と活躍してない？オドオドしてないじゃない

おそらく爆発音とかのリスクが小さいと働けるっていうか動けるんだろう。しエヌンやターボ(エヌスク)が配慮してくれてるのもあるかも

(ヴェルフェゴイドレベル6)
ボーマン＝リーナル…♂

ヘモグ、…まだベイン様にどう伝えていいかわからなかったからまずお前に言う

テロリストが蛇にした地球人ども20匹は、月の地下基地から脱走しちまったんだ。

(通話中)

ヘモグ.ロビン…♂

なんだって！あぁぁぁ貴重な実験動物が、何がどうなってる！

さっき神蟲のユーサが月の基地戻ってそのテロリスト制圧したんじゃなかったんですか？

ボーマン＝リーナル…♂

確かにそのつもりで行ったらしいが、神蟲のユーサも数時間分記憶失っちまってて　にボコボコにやられちまってる、クラッキングされてだうんだろう

ヘモグ.ロビン…♂

いや神蟲で頭脳優秀な彼がやられたって事ですか！幼虫って言ったって神蟲(ｻｰﾊﾞｰﾊﾞｸﾞ)で一応は神

傷みつけられるって相当やばいやつじゃないですか、

僕らだったら確実に即死です肉片すら残らないかも

ボーマン＝リーナル…♂

だよな、なんかアシュラルドだのバッチチだの言ってた幼虫の神蟲のマサージョはレムアっていうテロリストの一味だった

だから地球で兵器守ってるメンバーに伝えてくれ、アシュラルドかレムアとかが来たら、戦わずに兵器起動しちまってくれ

(通話中)

ヘモグ.ロビン…♂

分かりました、確かにいくら戦闘力強くても地球人が数千万単位で蛇にしてしまってから僕ら殺しても意味ないですしね。

何とかうまいことベイン様に連絡しておきます、脱走した以外に今月の基地の様子はどうなっていますか？

ボーマン＝リーナル…♂

テロリストが蛇にした地球人1匹ずつ入れてた個室が全部壊されちまってて、

全員金縛りにあっちまった、自力で金縛り解けた奴もいるが俺はボコられたユーサに金縛り解いてもらったぞ

(通話中)
ミオグ.ロビン…♂

ご連絡本当ありがとうございます、しかしよく無事でしたね、どうにかベイン様にお伝えしておきます。

ボーマン＝リーナル…♂

あぁごめん頼んだぞ

ミオグ.ロビン…♂

任せてください、20匹失っても地球には数十億の数の地球人が居るので、こっちで兵器起動したら勝ったも同然です

ボーマン＝リーナル…♂

だよなぁ、

ミオグ.ロビン…♂

あぁはいでは失礼します

(通話終了)

足蹄猿(ヴェルフェゴイド)は足蹄猿側で、地球で兵器回収しているA班と月の地下基地で蛇にされた地球人を助けたB班の動きには当然気がついている

もう金縛り解け始めて来てるのね

ユーサが再起動しちゃってるし壊された部屋は戻らずとも、対応早いと思う

ターボ(エヌスク)はエヌンに後ろから突っつかれて、何かを渡された、おそらく彼女の持ってるライフル銃のマガジン(弾倉)の中に忍ばせていたのだろう

これを飲んだらスピードが一時的にかなり速くなるそれこそ弾丸のようだ。が大会で用いたら失格になってしまう、

もちろん大会ではなく今は戦闘だがまた地球にすぐ前に使用していたため、失格の問題ではなく副作用を気にして少し躊躇してしまった。

エヌンからもらったニトロを口に入れて、一気に飛びつきモヤモヤしている兵器に巻きついた、中々掴みにくい形で兵器本体は木の小枝のように細く太さは直径で2か3cm程

そんな兵器をくわえるりアスファルトではないオフロードの地面で急加速していった

加速だけ見たらターボ(エヌスク)の圧勝だが、どうやって何をして戻ってくるのかすら分からない。

ヘモグ.ロビンも彼を全力で追って行ったが内心焦りと迷いがある、他4箇所の兵器は既に回収されいるのに、上司のベインからの指示がないのと、

見たかぎり地球人が文明を持っているようにみえた文明を持っている奴らを蛇にして食ってしまおうとする計画の異常性を感じているようだ。

ターボ(エヌスク)は分かるけど、ヘモグ 足蹄猿(ヴェルフェゴイド)ってそんなに速く走れるの

うん速いよ普通にトレーニングしてるか否かにもよるけど最高200km/h超はごろごろいるし、300km/h超も少なくはない。

下手に動き回るよりも戻って来たタイミングで仕留める。まさに迎撃作戦を行うつもりだ

エヌンは、月の基地から、離れて地球で魔力兵器回収しているA班の方へ向かう際にストライカーのバズーカも借りて来ていた、

エブリンの手榴弾についてはターボ(エヌスク)のバッグに入っているがもうラスト1発だ
アクトロシーは少し戸惑っているよう。
作戦自体は良いとは思うが上手くいくのだろうか？

バッチチはレムアが、最悪戻りたくなかったらニンゲンに戻る必要がないという提案をした

がそれを行ってしまうと、足蹄猿(ヴェルフェゴイド)の地球人蛇化計画を僅かながらほう助したことになってしまうし、それ以上に大きなものを失ってしまう、と思ったので蛇になるという選択肢は入れてほしくなかった。

すぐ種族転換装置(バズーカ)のマガジンに脳スキャンして得たDNAデータ移行ができて、バッチチは銃口をカマロに向ける

カマロは撃たれたと同時に、レムアとバッチチから見て後ろ反対側を向いて目を隠した。
そして座って黄緑の水玉の毒蛇(アレス)の尻尾を握る

アレスはさっき、バッチチが家族や友人のことと蛇になってしまったらニンゲンとは喋れない、との言動にに少し…ほんの少しだけ悲しさを感じ始めていた。

アレスもいよいよ限界がきちゃったのかしら？

いや、まだ平気だ、まだ蛇になって爬虫類の社会で生きていくっていう好奇心が優ってると思う

それからカマロ以外の蛇になってしまった地球人18匹をカマロと同じ要領で元へ戻した

カマロを含め皆目を隠すなり閉じて、レムアやバッチチと反対方向を向き立ったり座ったりを繰り返していた

さっそく衛星軌道上から外れて、元に戻った地球人を暮らしていた地域に戻していく、ここでストライカーの本領が発揮される

彼は装甲車の能力車種を持つ魔力サイボーグ、だからGPSを測位しようとしたらできるが、そんなことせずに船(宇宙船)をぶっ飛ばして最短距離で送り届けていく

元の姿に戻していて意思疎通ができないため、ある地域に到着したらその地域からさらわれた地球人を、後ろからレムアかバッチチが突っつき　降りるように合図して下ろして行った

当然だけどこのときも降りるまで後ろを振り返ったり目を開けたらダメだぞ

これってうっかり見ちゃったらどうなるのかしら？

多分トラウマになるんじゃないかでっかいリアルな虫だし